絶好調の2歳と生き抜いた3歳。[2012.6.17]
あれは4月上旬。
父のせいで、私は殺されかけました。
父「そういえばユキノよ。ユキノシンバだけど、成績悪いから売ってよ。新しい馬でも買おうかと思ってんだ!(^o^)」←何故か笑顔
私「は?! ナンだって???! 売るって何!?」
父「全然山登らんからよ。肉にして売っちまう~。(^o^)」←何故か笑顔
私「そ、それだけは、ずぇったいダメーーーーーッ!!!w(ToT)w」
何度か紹介している、ユミタロウの期待の星(だった)ユキノシンバ3歳。
私の名前が付いているということもあり、
私はもちろん、父も溺愛していたと思っていたのですが。
2011年度の成績は3勝に留まり、しかもクラスも下とあって、確かに決して良好とは言えませんでした。
でも、まだ始まったばかりですよ?!!
私「新しいの買うって、どんな馬さ」
父「すげぇ、いい血統だ。とりあえず能検あるから。それからだ。」
私「…新馬買ってもいいけど。その代わりユキノシンバを肉にしないって約束してよね」
父「知らん」
数日後、妹から電話。
妹「おねーちゃん!馬受かってね、次あたしたち(夫婦)が名付け親になったんだよ~!(^o^)」
私「そうなの?よかったね~!名前は?」
妹「ソウクンボーイになったよ~!色々候補出したけど、お父さんが最後に選んだの!」
※ソウクンとは妹の息子であり、父にとっては初孫の蒼一朗くんのあだ名。
私「そうなんだ~。ソウクンボーイか。ちょっと微妙な名前だね。弱そう。」
ユキノシンバが殺されかけている状況で、ちょっとふて腐ってる私。。
2012年度ばんえい競馬開幕ーーーーーーーーーーーーーー。
恐る恐る、新聞のばんえい競馬出走表を見ていると…
あ、え、ゆ ゆ ゆ き の し ん ば い たー ー ー ー っっ!!
生きていました!私の分身、「ユキノシンバ」くんが!!
お父さん、思いとどまってくれたんだ、ありがとう…(涙)
早速感謝の電話。
私「シンバ生きてた!」
父「次はわから~ん」
私「シンバ殺すなら、あたしが買い続ける」
父「はっはー!お前、馬主やるか?やれるんならいいぞ。はっはー!!」
畜生。悪代官め。
(でも、馬主やることが簡単ではないことは良くわかっています)
結局、恥ずかしくてありがとうを言えずに電話を切り、
後日母から「お父さんシンバ売るつもり本当はなかったんじゃない?」と言われ
ふーん、父さんもあたしをわざと虐めてたのかと思い知ったのでした。
2012年度開幕から、ユキノシンバの成績は順調。クラスもc5からc2まで上がり。
新馬のソウクンボーイもデビュー戦でいきなり1着。
その後も1着を筆頭に入賞を続け、2歳馬トップのAクラスに在籍しています。
「ソークンはオープン馬だ!このまま行けばイレネー記念だ!」
早速父が大騒ぎしていますが、お許しください。
少なくとも、肉になりかけたシンバを救ってくれた、私にとっては有り難き恩人。
応援する馬が特にいないという方は、
是非、「ユキノシンバ」と「ソウクンボーイ」そして芦毛の「プロンガー」を
宜しくお願い致します。
そして悪代官。娘を虐めるなよ(-_-)

